前回、海外インテリアのような洗面室リノベーション#1で我が家の希望の洗面室を書きました。
今回は、希望をもとに実際に見積を取りながら、どのような方法で、どんな仕様にするかを決めていきました。
これが、Beforeの我が家の洗面室です。
そして、これが私のイメージする洗面室のスケッチ↓
イメージボードです↓
・キャビネットをは白のシェイカースタイル。
・カウンターはクォーツストーン。
・シンクはカウンターに半埋め込みするタイプ。
・カウンターの周りはタイル貼り。
大雑把ですが、だいたい、こんな感じです。
IKEAのキッチンキャビネットかオーダーメイドか
まずはキャビネット部分をどうやってつくるか。
海外インテリアのような洗面台をつくとうと思うと、日本のメーカーから探してもなかなか見つかりません。
なので、私のイメージするような隙間のないカウンタータイプの洗面台をつくってもらうために、二つの方法から選びました。
①IKEAのキッチンキャビネットを利用する
以前に、ホームオフィス用デスクをIKEAのキッチン用キャビネットを使ってつくったことがあり、洗面台もそのキャビネットをつかってできないものかと、ずっと考えていました。
キッチンキャビネットでデスクをつくったDIY記録は、 ホームオフィスづくり② ~IKEAのキッチンキャビネット~ を読んでくださいね。
IKEAでつくる海外の洗面室アイディア にも実際、キッチンキャビネットを使って洗面台をつくった例を紹介しています。
リフォーム業者さんに相談したところ、IKEAのキッチンキャビネットを利用して洗面台をつくることは可能とのことでした。
設備工事、内装工事、また、その他IKEA以外に必要な材料を見積もってもらいました。
②オーダーメイド
リフォーム業者さんからオーダーメイドの提案をされました。
オーダーメイドなら寸法が好みのサイズにできるし、余計な隙間もないです。
ただ一つひっかかるのは、金額が高いのではないか・・・?ということ。
途中までは、①のIKEAのキャビネットを利用する案でリフォーム業者さんと打ち合わせが進んでいました。
・・・が、我が家の洗面室にはIKEAのキッチンキャビネットが使えないことが判明したのです。
IKEAのキッチンキャビネットを使うのをあきらめた理由
⒈高さの問題
私が使おうと思っていたキッチンキャビネットはFAKTUMという商品。
このFAKTUMを利用して、以前ホームオフィスのデスクもつくりました。
私が洗面室をリフォームしようとした年の夏、なんと、このFAKTUM という商品がなくなり、METOD という新商品が出たのです。
見積を取り始めた頃はまだ、FACTUM が販売されていたのですが、リフォームする頃には、もう購入できなくなっていました。
「METODO だって、いいのでは?」
そう、デザイン的には良いのですが、何が違うかというと、高さ。
FACTUM のベースキャビネットの高さは、70㎝。
METOD のベースキャビネットの高さは、80㎝。
METODの場合、下から高さを計算すると、
台輪(6㎝)+METOD ベースキャビネット(80㎝)+カウンター(4㎝)+シンク立ち上がり(5㎝)=床からシンクまでの高さ(95㎝)
うーん、これはさすがに洗面台には高すぎます・・・。
⒉奥行の問題
さらに、奥行きの問題も・・・。
我が家の洗面台設置可能な奥行が62㎝。
IKEAのスタッフに聞いたところ、キャビネットを壁にビス止めするためにサスペンションレールという部材を壁とキャビネットの間に入れなければならないそうです。(ビス止めの位置に木下地があればなしでもOKとのこと)
サスペンションレール
キャビネット自体の奥行は60㎝ですが、サスペンションレールに必要な奥行は1㎝。
それに扉の厚み、カウンターのチリ(カウンターの出と扉とズレ)を考えると、
サスペンション(1㎝)+キャビネット(60㎝)+扉の厚み(2㎝)+チリ(1㎝)=64㎝
やっぱり62㎝の奥行には納まらない(はまらない)・・・。
サスペンション付けなくても納まらないから、FACTUM 使ったとしても結局、我が家の洗面室には無理でした・・・。
新築なら洗面台に合わせて、ドアの位置をずらしたり、微妙な調整もできますが、リフォームでそこまですると、工事費がさらに高くなってしまいます。
というわけで、残念ですが、我が家はIKEAでつくる洗面室はあきらめて②のオーダーメイドを検討することにしました。
金額を心配しましたが、結果、オーダーメイドの洗面台はIKEAの洗面台より数万円高かっただけでした。
オーダーメイドは高いからと、最初から頭にありませんでしたが、思っていたより価格が変わらないんですね。
これで、ベースとなる部分はイメージ通りになりそうで安心しました。
次は、狭い洗面所に収納力を増やすための工夫を考えていきます。